心ゆくまで崖っぷちで読む本

読む読む書く書く、時々考える(旧insolble)

サスペンス

【読書326】少女地獄

少女地獄 作者: 夢野久作 発売日: 2012/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ある開業医の書簡、という体裁で、一人の少女看護婦の言及する。開業の前日、偶然雇い入れたのは19歳の看護婦、姫草ユリ子。青森の裕福な造酒屋の娘という触れ込…

【読書321】森に眠る魚

「森に眠る魚」(角田光代/双葉社) 1999年に起きた文京区幼女殺人事件をモチーフに、「お受験」に直面した母親たちの狂瀾を描く。 あけっぴろげな性格でヤンキー感ただよう繭子、美人で明るく叱らない子育ての千花、臆病で慎重派の瞳、裕福な奥様だけど自分の…

【読書263】群青

「群青」(宮木あや子/小学館/ひたちなか市立図書館所蔵) ピアニストの由起子は病気療養のために訪れた島で漁師の龍二と出会い恋に落ちる…。 やがて女の子を身ごもり、だが、病のために父子を遺して帰らぬ人となった。 龍二と涼子、二人の親子をベースに、島…

【読書224】八日目の蝉

「八日目の蝉」(角田光代/中公文庫) 「自分の愚かな振る舞いを深く後悔するとともに、四年間、子育てという喜びを味わわせてもらったことを、秋山さんに感謝したい気持ちです」(346ページ) 不倫の末に堕胎、子供を産めなくなった女、希和子。 希和子の不倫…

【読書210】スクリーミング・ブルー

「スクリーミング・ブルー」(藤木稟/集英社/岡崎市立図書館所蔵) 藤木稟作品が読みたくなって図書館で借りてきた一冊。 現代沖縄を舞台に、本土からの二人の刑事、久義とプロファイラー夏目が少女連続殺人事件を追うゴシックファンタジー 。 殺された少女ら…

【読書209】チーム・バチスタの栄光

「チーム・バチスタの栄光」(海堂尊/宝島社) 今更ながらに大人気医療ミステリ。各所のレビューでの評点も高く、期待して読んでみた。 うーん…。大人気作品なんだよね。 個人的にはミステリじゃなくサスペンスとして読みたかった。いっそサイコホラー。 前半…

【読書188】こちらあみ子

「こちらあみ子」(今村夏子/筑摩書房) 果たしてどう読むのが正解なんだろうか。 本書には表題作の「こちらあみ子」と「ピクニック」の二作が収録されている。 主人公あみ子が初恋ののり君に殴られて、歯を失うまでが、彼女の視点で書かれている。 発達障害、…

【読書170】死ねばいいのに

「文庫版 死ねばいいのに」(京極夏彦/講談社文庫/同僚より借受) 死んでしまった女アサミの事を、関係者に尋ね歩く無礼な若者ケンヤ。 ケンヤと関係者との対話形式で話が進む。 ジャンルとしてはサスペンスなのかなぁ。 「オレ、バカなんでほんとわかんないん…

【読書089】高熱隧道

「高熱隧道」(吉村昭/新潮文庫) 黒部第三発電所建設のため、水路トンネル及び欅平駅~軌道トンネルの開通を目指す現場を描いた一冊。 資材運搬中の転落死にはじまり、岩盤温度はセ氏150度を超える灼熱地獄、宿舎を襲う大雪崩。無残に死んでゆく人夫たち。 国…

【読書077】【読書078】Another(上)(下)

「Another(上)」「Another(下)」(綾辻行人/角川文庫) サスペンスホラー。間違ってもミステリではない。 主人公榊原恒一が転入することになった夜見山北中学。 転入先の3年3組はある現象の影響下にあった。 いわく、4月になるとクラスの構成…

【読書076】おしまいの日

「おしまいの日」>(新井素子/中公文庫) ずっと読んでみたかった新井さんの本。 多忙な夫忠春と、依存心の強い妻三津子。結婚七年目。夫は一流企業の出世頭。都内に一戸建ての借家を借りて、夫婦仲はよく幸せなはずな家庭。 三津子の体調の変化をきっかけとし…