心ゆくまで崖っぷちで読む本

読む読む書く書く、時々考える(旧insolble)

ホラー

【読書322】沈黙博物館

「沈黙博物館 」(小川洋子/ちくま文庫) 依頼を受けてある村の駅に降り立った博物館技師の若者。彼が依頼主である老婆から要求されたのは「村で出た死者の遺物をを蒐集し、展示する博物館」の構築だった。 陰鬱として癖のある老婆、対照的に若くはつらつとし…

【読書188】こちらあみ子

「こちらあみ子」(今村夏子/筑摩書房) 果たしてどう読むのが正解なんだろうか。 本書には表題作の「こちらあみ子」と「ピクニック」の二作が収録されている。 主人公あみ子が初恋ののり君に殴られて、歯を失うまでが、彼女の視点で書かれている。 発達障害、…

【読書096】【読書097】呪われた町<上><下>

「呪われた町 (上)」「呪われた町 (下) 」(スティーブン・キング/集英社文庫) アメリカの田舎町「セイラムズ・ロット」に立ち寄った小説家の青年。 地元では有名なお化け屋敷「マーステン館」への奇妙な転入者。 やがて連続する死者、消える死体、徘徊する亡…

【読書104】もっけ

「もっけ(勿怪)」(熊倉隆敏/アフタヌーンKC) 会社の人から借りた。 いわゆる視える姉・静流と、憑かれる妹・瑞生の姉妹が、田舎町で遭う怪異とそのかかわり描く。 レビューでは妖怪との共存がテーマと書かれている場合が多いけど、見える/憑かれる二人が、己…

【読書095】鬼談百景

「鬼談百景 」(小野不由美/幽BOOKS) 先日紹介した「残穢」と同時発売の、怪談集。 百の怖い物語を集めた、いわゆる耳袋的な一冊。 小野不由美さんの淡々とした語り口のせいか、不思議と怖くない。 非常に淡々とした感じがむしろ物足りなく感じる人もいると思…

【読書077】【読書078】Another(上)(下)

「Another(上)」「Another(下)」(綾辻行人/角川文庫) サスペンスホラー。間違ってもミステリではない。 主人公榊原恒一が転入することになった夜見山北中学。 転入先の3年3組はある現象の影響下にあった。 いわく、4月になるとクラスの構成…

【読書076】おしまいの日

「おしまいの日」>(新井素子/中公文庫) ずっと読んでみたかった新井さんの本。 多忙な夫忠春と、依存心の強い妻三津子。結婚七年目。夫は一流企業の出世頭。都内に一戸建ての借家を借りて、夫婦仲はよく幸せなはずな家庭。 三津子の体調の変化をきっかけとし…