心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

文学

【読書440】恐るべき子供たち (角川文庫)

恐るべき子供たち (角川文庫)作者:ジャン・コクトー発売日: 2020/07/16メディア: 文庫 フランスの詩人コクトーの小説。 邦訳は何本か出ているようで、読んだのは角川文庫から出ている東郷青児さん訳のもの。訳としては古いのかもしれないが、原作の出版年が1…

【読書410】動物農場

動物農場 (角川文庫)作者:ジョージ・オーウェル,高畠 文夫発売日: 2015/01/30メディア: Kindle版 ずいぶん前に読みたくて買ったのだけど、いざ読もうとすると敷居が高くてずっと積んでいた一冊。 表題作の「動物農場」のほか3編が収録された短編集。 動物農…

[多読]The Magic finger

多読39冊目。 The Magic Finger (English Edition)作者:Dahl, Roald発売日: 2008/09/04メディア: Kindle版 久々のロアウド・ダール。多読開始直後に読んで以来かな。 ダールにしては造語が少なく、話自体も短いのであっという間に読めました。 ダールらしく…

【映画】ヒックとドラゴン

ヒックとドラゴン (吹替版)発売日: 2018/02/01メディア: Prime Video 落ちこぼれのバイキングの子ヒックとドラゴンの交流と冒険のお話。 敵対関係にあったドラゴンと仲良くなり、なぜドラゴンたちが人間の食料を奪っていくのか突き止め、原因となってた大物…

[多読]My Father's Dragon

8冊目。 日本では「エルマーのぼうけん」で有名な児童書。 My Father's Dragon YL 3.5 7385語 児童書だし、読んだことあるからストーリー知ってるしと、油断して読み始めたら、なかなかの難物でした。 読み始めたタイミング的には2冊目だったんだけど、全く…

【読書322】沈黙博物館

「沈黙博物館 」(小川洋子/ちくま文庫) 依頼を受けてある村の駅に降り立った博物館技師の若者。彼が依頼主である老婆から要求されたのは「村で出た死者の遺物をを蒐集し、展示する博物館」の構築だった。 陰鬱として癖のある老婆、対照的に若くはつらつとし…

【読書234】おちくぼ姫

「おちくぼ姫」(田辺聖子/角川文庫) 実母に先立たれ、父の屋敷で継母に苛められ、異母兄弟たちと差別されて、日々針仕事に精を出す姫、落窪。 落窪に仕える女房の阿漕とその夫で少納言の帯刀惟成。 今をときめくエリート、家柄も申し分なく出世街道まっしぐ…

【読書197】宴のあと

「宴のあと」(三島由紀夫/新潮文庫) 本作の主人公である福沢かづは高級料亭「雪後庵」を一人で切り盛りする女将、いわゆる女傑として描かれている。保守党御用達の料亭の女将でありながら、50代にして革新党の野口雄賢に出会い、結婚する。 やがて野口が革新…

【読書146】刺繍する少女

「刺繍する少女」(小川洋子/角川文庫) 刺繍好きとしてタイトルにひかれて購入。 しかし刺繍はあんまり関係なかったですw 今際に、アルバイト中に、不倫、デートの瞬間に。 自己として、他己としてそれぞれの主人公たちが接する狂気。 淡泊な語り口に騙され…