心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

短編集

【読書427】ロートケプシェン、こっちにおいで

ロートケプシェン、こっちにおいで (創元推理文庫)作者:相沢 沙呼発売日: 2015/01/29メディア: Kindle版 創元推理文庫だけど、ティーンエイジャー、中高生くらいがターゲットなのかな。 個人的にはかなり軽いラノベ枠。 実はシリーズ2冊目だったようだけど、…

【読書424】新訳 走れメロス

新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫)作者:森見 登美彦発売日: 2015/08/25メディア: Kindle版 本作を楽しむには、私は山月記を愛しすぎている。 隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃む所…

【読書417】ミスト 短編傑作選

ミスト 短編傑作選 (文春文庫)作者:スティーヴン・キング発売日: 2018/05/10メディア: Kindle版 言わずと知れたホラーの王様。 スティーブンキングはいつか原著で読みたいなぁと思うんだけど、全体的に長いんだよね。 本作のジョウントくらいならなんとかい…

【読書410】動物農場

動物農場 (角川文庫)作者:ジョージ・オーウェル,高畠 文夫発売日: 2015/01/30メディア: Kindle版 ずいぶん前に読みたくて買ったのだけど、いざ読もうとすると敷居が高くてずっと積んでいた一冊。 表題作の「動物農場」のほか3編が収録された短編集。 動物農…

【読書396】世界最終戦争の夢 (創元SF文庫)

世界最終戦争の夢 (創元SF文庫)作者:H・G・ウェルズ発売日: 1970/12/19メディア: 文庫 SF古典の大御所ウェルズ。 ここ1ヶ月くらい気が向くと一話ずつ読んでた。短編集は少しずつ長く楽しむことができてよい。 収録は以下。 「アリの帝国」 「森の中の宝」 「…

[多読]自然に身につく!1万語英語多読

多読40冊目。挫折本の完読を目指す週間。 買ったのは多読をはじめてすぐ、何を読んでいいか困っていた頃。 自然に身につく!1万語英語多読(注釈付き)作者:BANNERMAN, HELEN,FLORENCE WHITE WILLIAMS,VALERY CARRICK,NEVILL FORBES発売日: 2012/11/19メデ…

[多読]Auggie & Me: Three Wonder Stories

多読35冊目。 Auggie & Me: Three Wonder Stories (English Edition)作者:Palacio, R. J.発売日: 2017/11/14メディア: Kindle版 語数:69,291語 / YL:4.4 「Wonder」の読了後に購入して、しばし寝かせてあった一冊。 Augustをとりまく3人を主人公としたwond…

[多読]Esio Trot

Esio TrotYL 3.5 4225語記念すべき1冊目はダール。図書館本で個人的にダールブームがきてたので、その流れで短めのを読んでみた。突っ込みどころは満載だけど、読みやすい英語で、プロポーズの到達さにクスッとしたり、意外と楽しめた。多読をはじめるいいき…

【読書339】校閲ガール アラモード

図書館本から宮木あや子さん。 校閲ガール ア・ラ・モード 作者: 宮木あや子 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2015/12/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 前作「校閲ガール」の主人公、オシャカワこと河野悦子の周辺人物を…

【読書317】不連続の世界

「不連続の世界」(恩田陸/幻冬舎) 中性的な雰囲気で捉えどころのない音楽プロデューサー多聞を主人公に、時代を変え、場所を変え、トラベルミステリーのエッセンスを加えたセミオカルトな短編が5編が収録されている。 ◆木守り男 まだ二十代だろう、多聞と友…

【読書098】グリーン・レクイエム

「グリーン・レクイエム」(新井素子/講談社文庫) 新井素子さん二冊目。 三作の短編集。 まずは表題作の「グリーン・レクイエム」。 かつていた著名な植物学者。 かつて破たんのきっかけとなった弟子である研究者。 かつて少女に遭った学生の青年。 少女が悲…

【読書075】おやすみ、こわい夢を見ないように

「おやすみ、こわい夢を見ないように」(角田光代/新潮文庫) 「予定日はジミー・ペイジ」が面白かったので、角田さん二冊目。 全く関係ない女たちの悪意が露呈していく。サスペンス的な7編の短編集。 根拠のある、根拠のない、明確な、唐突な。 あれだけ悪意…

【読書074】The Indifference Engine

「The Indifference Engine」(伊藤計劃/ハヤカワ文庫JA) 伊藤計劃の短編集。 表題作の「The Indifference Engine」は「虐殺器官」のスピンオフで、グロ描写有のSF。 「セカイ、蛮族、ぼく。」とか秀逸すぎる。記号としてのキャラクタライズ。 もともとは同人…