心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

科学

【読書466】脳に棲む魔物

脳に棲む魔物作者:スザンナ・キャハラン,澁谷 正子発売日: 2014/06/26メディア: Kindle版 DMMブックス。 ジャンルとしては闘病記になるのだろうか。 24歳で自己免疫性の脳炎を発症したジャーナリストのルポタージュ。 発症後の情緒障害から、仕事を続けるこ…

【読書435】マーブル騒動記

マーブル騒動記〈新装版〉 徳間SFコレクション作者:井上剛発売日: 2020/09/11メディア: Kindle版 突如、念話能力を獲得し、人の脳裏に直接言葉を訴えかけるようになった牛。 自宅のガレージに突如現れた牛(彩菊秀、又はウシ太郎)にテレビマン御手洗は、ウ…

【読書425】一発合格! 甲種危険物取扱者試験テキスト&問題集

一発合格! 甲種危険物取扱者試験テキスト&問題集発売日: 2012/11/02メディア: 単行本 資格参考書も読書カウントするスタイルです。 農学出なのだけど、長ったっらしい学科名だったのでいきなり甲種の受験資格がある。 正直、今すぐ使うわけではないのだけど…

[多読]The Fran That Time Forgot (Franny K. Stein, Mad Scientist Book 4) (English Edition)

多読47冊目。マッドなフラニーのシリーズの4冊目はタイムトラベル。 このシリーズは絵が多くて文章が短い、絵本から児童書に移行したてで読むような構成だけど、技術英検で出てきそうな単語とか出てくる。 The Fran That Time Forgot (Franny K. Stein, Mad …

[TOEIC]【技術英検3級対応】工業英検4級対策

読書でカウントするか、TOEIC本としてカウントするか迷ったけど、一回読んで終わりではなく、繰り返し学習する参考書の位置づけなので、TOEICでラベリング。正しくは英語学習なんだけど、TOEICにまとめておく。 (TOEICの申し込みができないための代替手段で…

【読書377】実況・料理生物学 (阪大リーブル030)

相変わらず挫折本を片づけて、未読本を減らす週間。 どうしても難しいものや時間がかかるものが残るので、そろそろ辛くなってきている。 半分程読んで放置されていた本書は、大学の学部生を対象にした講義(実習)を下敷きにした料理生物学の本である。 実況…

【読書376】地底旅行

ジュール・ヴェルヌ。 地底旅行 (創元SF文庫)作者:ジュール・ヴェルヌ発売日: 2012/10/25メディア: Kindle版 子供とアマプラで「センター・オブ・ジ・アース (字幕版)」をみた後に読み始めたジュール・ベルヌ。 いつのまにか読むのをやめていたので、「宝島…

【読者372】Newton ふしぎ動物図鑑 水中のふしぎ動物

Newton ふしぎ動物図鑑 水中のふしぎ動物作者:科学雑誌Newton発売日: 2016/09/26メディア: Kindle版掲載されているのはイカ、タコ、ウナギ、マッコウクジラ。全体で20ページあるうちの、8ページがイカであり、メインはイカであった。ところで私はコウイカが…

【読書365】「食べる」の驚異の仕組み

Newton。何冊か続きます。 Newton 消化の旅シリーズ第1回 「食べる」の驚異のしくみ 作者:科学雑誌Newton 発売日: 2016/11/21 メディア: Kindle版 前回は食べた結果「肥満」の記事だったけど、今回はその原因である「食べる」という行為について。全体として…

【読書364】肥満のサイエンス

iPad購入でようやくレイアウト固定本が読めた。 Newtonの記事諸々。Kindle導入した直後くらいにセールで気になるものだけ買ったシリーズです。 Newton 肥満のサイエンス 作者:科学雑誌Newton 発売日: 2015/06/09 メディア: Kindle版 完全にコロナ太ってしま…

[多読]Do Dolphins Really Smile? (Puffin Young Readers, Level 3)

多読31冊目。ゴールデンウィーク5冊目。 Do Dolphins Really Smile? (Puffin Young Readers, Level 3)作者:Driscoll, Laura発売日: 2013/02/21メディア: ペーパーバック Kindleだと絵本タイプの本って辞書が使えなくて、逆に読みにくくて嫌厭しがちなんです…

【読書352】色のない島へ 脳神経外科医のミクロネシア探訪記

色のない島へ: 脳神経科医のミクロネシア探訪記 (ハヤカワ文庫 NF 426)作者:オリヴァー・サックス発売日: 2015/03/20メディア: 文庫 脳神経外科医の作者の島訪問記。ピンゲラップ島では集団の中に先天性全色盲が一定数発生し、集団で暮らす。グアム島には原…

[多読]Hungry Plants

多読27冊目。 評判よくて簡単そうなところを。 Hungry Plants (Step into Reading) 作者:Batten, Mary 発売日: 2004/02/24 メディア: ペーパーバック YL 1.6 / 2129語 食虫植物の本。児童向けなのかもしれないけど、軽い科学読み物、科学コラムといった感じ…

[多読]The Wave

19冊目。 連休中に一冊は重めのものを読もうと決めて積読してた中から選書。 The Wave YL 5.0 / 32106語 ペンギン版のKindleを買いたかったのに、Kindleはペンギンとは違うところに繋がっていた案件。 Kindle派の皆様はお気をつけ下さい。 さすがに難しすぎ…

[多読]What Was the Age of the Dinosaurs?

14冊目。 What Was the Age of the Dinosaurs? 7834 語 / YL 3.0 困ったときのwhat'sシリーズ。 表現が「muscle power」とかで、いちいち可愛らしい。「What Was the Ice Age? (What Was?)」よりも娯楽を意識している感があり、読んでいて非常に楽しい。 恐…

[多読]the coldest place on Earth

4冊目。 みんな大好き南極探検。 The Coldest Place on Earth (Oxford Bookworms Library) YL 2.1 6100語 イギリス、スコット隊とノルウェー、アムンゼン隊の南極点到達レースの様子が、双方の手記を交えて、交互に語られる。 the、子ども向けの科学人物記と…

【読書343】月経の前だけうつ病になってしまう女性たち―PMDD(月経前不快気分障害)を治す

図書館本。自身のPMSを少しでも改善したいと思って借りてきた。 月経の前だけうつ病になってしまう女性たち―PMDD(月経前不快気分障害)を治す (健康ライブラリー) 作者: 山田和男 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2008/07/11 メディア: 単行本 購入: 26人 ク…

【読書316】壊れた脳 生存する知

「壊れた脳 生存する知」(山田規畝子/角川ソフィア文庫) 病をきっかけとして、性格、人格が変わってしまう・・・。都市伝説のように稀に聞く話だが、そのようなことは実際あるのだろう。 アルツハイマーをはじめとする認知症や、脳の病気、怪我など原因とさ…

【読書301】文明を変えた植物たち ーコロンブスが遺した種子

「文明を変えた植物たち―コロンブスが遺した種子」(酒井伸雄/NHK出版/ひたちなか市立図書館書蔵) コロンブス以降、ヨーロッパ世界には新大陸原産の数々の植物がもたらされ、現代文明の礎となった。 その中でも影響が大きかったと思われる6つの植物が、ジャガ…

【読書237】ぶらりミクロ散歩ー電子顕微鏡で覗く世界

「ぶらりミクロ散歩――電子顕微鏡で覗く世界」(田中敬一/岩波新書) 電子顕微鏡といえば、研究室の最奥にどでんと鎮座して、高額巨大実験機械の代名詞のようなものじゃなかろうか。 それが、近年、低真空走査電子顕微鏡というものが開発され、高校や町工場に設…

【読書219】薬は体に何をするか

「薬は体に何をするか」(矢沢サイエンスオフィス) タイトルの通り、いくつかの病気とその治療薬、対処薬の作用機作について記されている。 2006年発行で日進月歩な医学の分野ではすでにやや古めになってしまうのかもしれないが、雑学としては十分であろう…

【読書194】朽ちていった命―被曝治療83日間の記録

「朽ちていった命―被曝治療83日間の記録」(NHK「東海村臨界事故」取材班/新潮文庫) 「おれはモルモットじゃない」(79ページ) 言葉を発した本人の気持ち、聞いた医療従事者たちの気持ちは、いかほどであったろうか。 ほとんど、知見もない中であの手この手を…

【読書183】本当は怖い動物の子育て

「本当は怖い動物の子育て」(竹内久美子/新潮新書) 野生動物にみる育児放棄、子殺し、兄弟殺しから、人間社会、パラグアイの先住民にはじまり、現代社会での虐待の原因までを動物行動学的見地から解説している一冊。 動物をメインで扱った前半と、人間社会に…

【読書177】ヒトはなぜ難産なのか―お産からみる人類進化

「ヒトはなぜ難産なのか―お産からみる人類進化」(奈良貴史/岩波科学ライブラリー) ヒトは難産である。数多の野生動物と比較して難産なのはもちろん、霊長類、類人猿と比較しても、非常に難産であるらしい。それはなぜなのか? 現在の難産の原因を、お産は本…

【読書175】赤ちゃんは世界をどう見ているのか

「赤ちゃんは世界をどう見ているのか」(山口真美/平凡社新書) 眼があれば見えるのか?(12ページ) 第一章をひらき、一番最初の副題になっているこの疑問を解決すべく書かれた一冊。 生まれ落ちたばかりの赤子の視力は弱い。 乳幼児の視覚、またその獲得をテー…

【読書173】タンパク質の一生: 生命活動の舞台裏

「タンパク質の一生―生命活動の舞台裏」(永田 和宏/岩波新書) タイトル通り、タンパク質の製造から成熟、輸送、品質管理から分解までを一通りの流れで解説する一冊。 生化学の知識、最低でも有機化学の知識がないと理解するのは難しいのではないかと思う。 …

【読書161】ドングリの謎: 拾って、食べて、考えた

「ドングリの謎: 拾って、食べて、考えた」(盛口満/ちくま文庫) 埼玉県飯能市にある私立自由の森学園中学校・高等学校の教諭で、拾い物を趣味とする筆者がどんぐりをテーマまとめたフィールドワークノート。 ボルネオで世界最大のどんぐりを拾う?どんぐりっ…

【読書160】NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 2013年 06月号

「NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 2013年 06月号」 ●青い蜂蜜。 どうやらM&M'sの廃棄物をあつめた結果らしい。 ハチは本来、佐藤に比べて分解して栄養にしやすい花蜜のほうを選ぶが、日照りなどで花が少ないとどんな糖でも集めるようになるらしい。 青色の糖が…

【読書150】巨大翼竜は飛べたのか

「巨大翼竜は飛べたのか」(佐藤克文/平凡社新書) ペンギン、アザラシにウミガメ少々だった「ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待」に対して今作で主となるのはウミガメ、マンボウ、そして様々な鳥たちだ。 「ペンギンもクジラ…

【読書148】ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待

「ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待」(佐藤克文/光文社新書) データロガーを使用した、海洋生物の生態研究に関する新書。タイトルにクジラが入っているけどクジラの話題はまったく出てこない。 データロガーや記録装置が発…