心ゆくまで崖っぷちで読む本

読む読む書く書く、時々考える(旧insolble)

角田光代

【読書328】カルトの村で生まれました。

Kindle本。めずらしく漫画。 カルト村で生まれました。 作者: 高田かや 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/02/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る カルトの村…、ある宗教団体のコミュニティーの中で生まれ育った筆者によるコミッ…

【読書321】森に眠る魚

「森に眠る魚」(角田光代/双葉社) 1999年に起きた文京区幼女殺人事件をモチーフに、「お受験」に直面した母親たちの狂瀾を描く。 あけっぴろげな性格でヤンキー感ただよう繭子、美人で明るく叱らない子育ての千花、臆病で慎重派の瞳、裕福な奥様だけど自分の…

【読書269】福袋

「福袋」(角田光代/河出書房新社/ひたちなか市立図書館所蔵) 開けてみるまで、中に入っているのが福なのか鬱なのかわからない。人は福袋のようなものを持って生まれてくるのかもしれない。本書は8編の短編集である。 預けられた箱、家の前に放置された紙袋、…

【読書224】八日目の蝉

「八日目の蝉」(角田光代/中公文庫) 「自分の愚かな振る舞いを深く後悔するとともに、四年間、子育てという喜びを味わわせてもらったことを、秋山さんに感謝したい気持ちです」(346ページ) 不倫の末に堕胎、子供を産めなくなった女、希和子。 希和子の不倫…

【読書208】今日もごちそうさまでした

「今日もごちそうさまでした」(角田光代/アスペクト/岡崎市立図書館所蔵) タイトル通り食にまつわるエッセイ集である。 一言に「食」と言っても、「食事」にまつわるもの、「食文化」にまつわるもの、「調理」「料理」にまつわるものなど実に様々で同じ「食…

【読書174】さがしもの

「さがしもの」(角田光代/新潮文庫) 旅には本がつきものである。 意気揚々と一冊選び手提げ鞄に詰め込んだものの、1、2ページ読んだだけで、帰りはスーツケースの奥で折れ曲がろうとも、旅には本がつきものなのだ。 本書のテーマは旅の中の本。 そう思うのは…

【読書075】おやすみ、こわい夢を見ないように

「おやすみ、こわい夢を見ないように」(角田光代/新潮文庫) 「予定日はジミー・ペイジ」が面白かったので、角田さん二冊目。 全く関係ない女たちの悪意が露呈していく。サスペンス的な7編の短編集。 根拠のある、根拠のない、明確な、唐突な。 あれだけ悪意…

【読書071】予定日はジミー・ペイジ

「予定日はジミー・ペイジ」(角田光代/新潮文庫) 流れ星、直感、そして始まる妊娠生活。 新米妊婦のマキの戸惑いが日記形式で語られる。 現実感なく、体内で育っていく何か。妊娠初期の妙な衝動。不安感を体現するような夢。 己以外のテンションと、自分のテ…