心ゆくまで崖っぷちで読む本

読む読む書く書く、時々考える(旧insolble)

【読書003】魂の駆動体

魂の駆動体 」(神林長平/ハヤカワ文庫)

"楽しく生きる秘訣は、決めたことは後悔しない、それにつきるのだ、と。"(154ページより引用)

近未来とパラレルワールドを舞台にしたSF小説

現実世界である「過去」と仮想世界中の現実である「未来」、それにモノローグである「現在」の三部構成になっています。

クルマがまさしく自動車となり公共交通機関となった「過去」において、老人二人がクルマの図面を引き始める。

長い年月の後、人類が滅び鳥人が闊歩する「未来」において発掘されたクルマの図面から、クルマが作られる。

最後、「現在」において、未来と過去が少しだけ接する。

「クルマ好きには読んで欲しい」とのコメントを目にするけど、自分がクルマ好きではないのでクルマ好きの方が読んでおもしろいかは不明です。

あんまりクルマに詳しくない方でも、すこーしだけクルマの事が分かるようになるかも。でも、クルマ好きではない方だとクルマに関するシーンを読むのがちょっとだけ大変かも。

3年くらい前に、友人に借りて読んで、なんだかどうしても再読したくなって、思わず楽天で購入してみました。別にSF好きではないです。

当時よりもクルマに関する説明にアレルギーがなくなったせいか、当時よりも楽しく読めました。

「過去」から「未来」の転換が少し唐突なのと、ちょっと夢落ちテイストなので、人にお勧めはできないかな。

読書に関してはすっかり図書館派になってしまいましたが、それでも再び読みたいと思えた本は、買っても良いかなーと最近思います。しかし、そうなってくると売ってしまった本達がちょっと悔やまれる。買うのにはお金がかかるし、保管するのには場所もとる。所有の喜びはあるけれど以前程読書をしなくなってしまった現実もあり、いろいろ悩ましいです。