心ゆくまで崖っぷちで読む本

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【読書004】きらきらひかる

きらきらひかる 」(江國香織/新潮文庫)

おなじみホモとアル中の話。

映像化もされているみたいだけど、私は原作しか知りません。

今回実に5年以上ぶりの再読。

不安定の中で安定する場所を探すというか。世界はそうゆうものなのでしょうけど。

笑子的な不安定さを内在している身としては睦月の安定感はきっととても安心できて信用できないものなんだろうなぁ、と。

私が笑子に感じてしまうシンパシーは、基本的には病理的なものだと思っています。共依存手前の、既に片足をつっこんでしまっている感じ。

一見、好転しているようでどんどん逃げ場のなくなっていく感じ。

タイトルが非常に好き。

きらきらひかる

すごく綺麗で、絶対に手の届かない感じ。

ジャンルとしては恋愛小説で、事実恋愛小説なんだろうけど、少し違う感じがします。

いつの間にか笑子の年齢を追い抜いてしまったことに気付き、ちょっとだけ愕然としました。

こうゆうことはどんどん増えてゆく一方だろうけど。

話は変わるけど、掲載の表紙画像を見て昔持っていたのと違う気がする~と思っていたら、結局昔持っていたのと同じ表紙の本が届きました。

今の本って表紙もすっごくお洒落だったりしますよね。ブックカバーいらずな。

その傾向は再版が重ねられている古い文庫で顕著な気がします。

今回のように掲載されている本と出版社・文庫名・価格等が同じでも版が変わって表紙が変わって、掲載されているのとは違う表紙のが届いたりしていた気がするけど、こうお洒落になってくると、問題でてくるかもなぁ。

ちなみにうちにある伊豆の踊子荒木飛呂彦さん仕様なのでこれです。

踊り子とはきっとスタンドの名前なんだよ。うん。

表紙書いたのが別の人だったら図書館で済ませていたと思うので、表紙にこだわる最近の流れは、正解なんだと思うし、個人的には非常に良いと思う。