心ゆくまで崖っぷちで読む本

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【読書030】空の中

空の中」(有川浩/メディアワークス)

有川さん二作目。航空自衛隊モチーフ。

原因不明の航空事故を解明として、未知と遭遇。交流。戦争、そして集結。みたいな感じ。

「海の底」同様、いくつかの視点が交差しながら物語が進んで、最後少し交わる。

とりあえず、「海の底」よりは面白い。

少し面白いけど、色々つっこみどころが。

ラジオから言語を学べて、日本語学者からの講義でちゃんと話せるようになるまで数日なら、最初から滑らかに話せても良さそうだ、とか。

そこまでの学習能力持っていたら、もっと社会とか政治とか理解してそうなもんだけど、とか。

「海の底」にも書いたけど、なんだろうか、この人物描写の浅い感じ。

どちらも所謂セカイ系の流れの作品だと思うんだけどなー。

組織や社会というものに対するリアリティーが欠如している感じ。

中学生が書いた大人の世界、みたいな。

一部の、主人公の見方以外の政府等を、内在する敵としたい感じが嫌なのかも。

大人は汚い!的な?

所々、着眼点は面白いところはあるのに、残念。変にSF書かないで、一人称の恋愛小説や青春小説でも書いた方がいいんじゃないだろうか。

ハードカバーということで、期待するからいけないのかなぁ。

ライトノベルだったとして、うーん・・・、たぶん読まない。

少年の成長物語としても、セカイ系少年少女の恋愛物語としても中途半端。SFとしてはちょっと読むに値しない。

残念だけど、私には共感できないタイプの作家さんなのかもしれません。

とりあえず、塩の街までは読むよー。