【読書035】死者のための音楽
タイトルと球体人形を思わせる表紙絵に惹かれて購入。
表題作の「死者のための音楽」を含む七編が収録された短編集。
怪談というには怖くないので奇譚かな。幽玄な感じを目指したイメージ。
全体的に非常にオーソドックス。
「鬼物語」が比較的面白かったかな。
いくつかの視点で語られるので、ちょっと人物がわかりにくいですが、サスペンスホラー的などきどき感が一応あります。
意外性を狙った結果、とっても普通の結末を迎えるお話ばかり。
いっそ意外性など気にしなければ良いのになーと思って調べたら山白朝子さんとは乙一さんの別PNだそうで。
乙一さんの初期作品は好きだったんですが、期待して読む→残念な気持ちになるを繰り返した作家さんなので、もう読む気が無かったのに。なんだか詐欺に遭った気分です。
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引き継ぎであわあわしたり、自分の送別会兼忘年会があったり、青春18切符で神戸まで行ってきたりしていました。
岡崎から神戸に向かう電車の中4時間あったのに、結局文庫本一冊読み終わらなかったり。
いったい私は何をしていたんでしょうか。
寝ていたわけではないんだけどなぁ。