心ゆくまで崖っぷちで読む本

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【読書044】二年間の休暇

二年間の休暇 」(ジュール・ヴェルヌ/福音館古典童話シリーズ (1))

有名な邦題は「十五少年漂流記」。

図書館で、かつて実家にあって読んだものと同じ、福音社の児童向けハードカバーを借りてきました。

実際に読んだのは小学校高学年くらいだと思うのだけど、小学生が読むには、読書好きな子じゃないと厳しいかも。

基本的にはオーソドックスな冒険活劇で楽しいです。

思っていたよりもサクサク話が進む。

たどり着いた島を植民地と呼んだり、黒人の水夫見習いの身分が低かったりで、児童向けのものは訳者によってはそうとう改変がなされてそうだなーという印象。

15人という人数や三人称という視点が相まって、各個人の心理描写は少ないんだけど、基本的には嫌な奴として描かれているドニファンが、すごく優秀な子でもあって、逆にブリアンは人気者として描かれているけど、よく読むと打算やプライドが見え隠れする。

大人が読むと、また別の面白さがある作品だなぁ。

作者のJ.ヴェルヌの作品は、当時「海底二万海里」と「神秘の島」を同じく福音社の古典童話シリーズで読みました。こちらも図書館にあったので借りてきた。

J.ヴェルヌの作品の大人向けの訳のものも、別の作品もアマゾンで購入済み。

ハードカバー本は重すぎて満員電車の中では読めないことが大問題。