心ゆくまで崖っぷちで読む本

読む読む書く書く、時々考える(旧insolble)

(読書記録)高橋由太作品 6冊

ちょっと感想書く時間がないので、まとめて読書記録だけ。

もののけ本所深川事件帖 オサキ婚活する 」(高橋 由太/宝島社文庫)

もののけ本所深川事件簿第三弾。

相思相愛の割になかなかうまくいかない周吉とお琴。痺れを切らした大旦那は見合いをセッティング。

そこに評判の悪い若武者、若い医者が絡んで騒動が起きる。

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ちょんまげ、ちょうだい ぽんぽこ もののけ江戸語り」「ちょんまげ、ばさら ぽんぽこ もののけ江戸語り」(高橋由太/角川文庫)

 

このシリーズが高橋由太さんの作品のなかでは一番おすすめかな。

江戸時代の街を舞台に、剣の達人小次郎とたぬき娘のあやかしぽんぽこが繰り広げる時代劇ファンタジー。

普通にそこそこ面白いです。勧善懲悪なのも良い。

2巻目の上杉謙信エピソードはちょっと書きすぎててマイナス方向に微妙。

ある程度歴史小説や日本史が好きで、戦国時代に詳しいと楽しめない可能性が高いです。

3/24に新刊が出たので、借りるの待ち。

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大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり」「大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり クロスケ、吸血鬼になる

大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり クロスケ、恋をする」(高橋由太/徳間書房)

  

マスコット的な妖怪と、ペアとなる人という構造はオサキシリーズと一緒。

ただ本作のメインは黒猫姿の雷獣クロスケと飼い主の統子ではなく、妖怪を取り締まるために設置されたのが江戸のお役所「妖怪改方」のお家騒動ということになりそう。

強面の長官夜ノ介と若者刀弥。事務方の仁科。統子の母、お園の営む飯屋でこき使われている河童に火の玉、落ち武者の亡霊。夜ノ介の弟で、今や敵対勢力となった、佳人善鬼。

誰が主人公というわけではなく、それぞれに見せ場がある感じかなぁ。

一巻目の、家康公のお抱え料理人と妖怪たちの料理対決とか、黒天狗VS妖怪改方など、短編数作を読ませてくれるのがよかったんだけど、二巻目以降は普段通り一冊一話になります。

二巻目は吸血鬼話。悲恋物語なのかな。

本当に怖いのは人間です、てところか。

しかし、三冊目。普通に電車で読んで1冊1時間かからないって、さすがにどうよ。

文庫本1冊で1時間半くらいは持たせてほしい。いくらなんでも(物理的な意味で)薄すぎる。

疫病神の話だったんですが、最後が唐突でご都合主義かなー。もう少し長く書き込んでほしかった。

あとタイトルとちょっとギャップがある。別に恋じゃないよね、それ。みたいな。

三作品の中では、一番壮大な方向に話が向かっている感じです。