心ゆくまで崖っぷちで読む本

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【読書084】後宮小説

後宮小説」(酒見賢一/新潮文庫)

 

第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。あらすじ読んでずっと読んでみたかった一冊をついに購入。

 

中華風ファンタジー。

腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗。素乾国の田舎に生まれた銀河が槐宗の後宮に入宮し、正妃の座を射止め、その後の反乱、後宮からの出奔までを後世の歴史家が描く、という構成。

 

上記ストーリーがが短編に盛り込まれており、随所に想像の余地を残すため、二次創作の原作としては非常に優秀。

 

逆に言うともう少し掘り下げて書いてほしいシーンが多数。

下ネタが非常に多いので、そういった意味でも好き嫌いが分かれるかな。

 

仮後宮という設定上、下ネタ増やしたのは個人的にはむしろ面白いと思う。

 

難点は語り手(歴史家)の見解がところどころに入ってきてややうざいため、個人的には大絶賛というほどのものではない。それが気にならなければそこそこ楽しめるかなぁ。説明文的。