【読書193】ゼロからトースターを作ってみた
「ゼロからトースターを作ってみた」(トーマス・トウェイツ/飛鳥新社)
山を越え、谷を越え、遭難しそうになりながらも材料を集め、電子レンジを壊し。
トースターを作ろうと思い立った主人公が実際にトースターを形にするまでのエッセイ。
ともかく、プラスチックを作るには高圧で熱する必要があるということで、僕はeBayで圧
力鍋を購入した。(96ページ)
やばい、かっこいい。
バカすぎる。率直に言って悪乗り以外の何物でもない。
ブログで掲載していたというだけあって読み口は非常に軽い。
トースターを製造するに当たり、彼が設定したルールは下記のとおりである。
■ルール1
僕のトースターは店で売っているようなものでなければならない。(36ページ)
そんなわけで、本書では電気式のポップアップトースターを目指している。
■ルール2
トースターの部品はすべて一から作らなくてはいけない。(37ページ)
しかし、予算と時間と実現可能性といった超現実的な問題が彼の前に立ちはだかる。
そこで生きてくるのがルール3だ。
■ルール3
自分にできる範囲でトースターを作る。(39ページ)
この最後のルールによって、何とか実現にこぎつけた。
果たしてトースタープロジェクトは成功したのか?
無事にトーストは焼けたのか?
しっかし、作ろうと思えば作れるんだなぁ、トースター…。