心ゆくまで崖っぷちで読む本

読む読む書く書く、時々考える(旧insolble)

【読書236】現実入門 ほんとにみんなこんなことを?

現実入門―ほんとにみんなこんなことを? 」(穂村弘/光文社文庫)

 

合コン、一人暮らし、骨折献血、結婚に離婚。競馬に占い。

42歳男子ならだれでも経験していそうな(?)あれやこれやだが、「人生の経験値が極端に低い」筆者ほむらさんはどれも未経験。

ならば、経験値を上げてエッセイを書いてくれ。そんな仕事が光文社の美人編集者サクマさんから持ち込まれた。

 

しかし果たしてこれはエッセイなんだろうか。

基本的にほむらさんは、おどおどと周囲を伺い、同調しながら未経験→経験済への一歩を踏み出す。

なにせ42年間未経験なのである。ほむらさんは、不安感や違和感、そしてそれゆえの、とりとめのない思考でいっぱいだ。

必要がないから経験してこなかったのである。なのに今からあえてそれをやれって!

 

個人的には合コンの話が好きだ。

20代男子2人は潰れ寝はじめ、肝心の女性陣はなぜかサクマさんを崇める会と化す。置いてきぼりくらってやったことは人数分のデザート(湯葉プリン)を注文し、それを三つ半平らげること。

こんな合コンなら喜んで参加したい。

 

でもなぁ。

別れちゃったとはいえ10年付き合った恋人がかつてはいて、最後は結婚しちゃうんだから、人生経験数が低くても、経験値が低いとは言えないんじゃないかなぁ?

 

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村