心ゆくまで崖っぷちで読む本

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【読書251】おっぱいの科学

おっぱいの科学」(フローレンス ウィリアムズ/東洋書林/ひたちなか市立図書館書蔵)

 

乳房を前にすると大のおとなも赤ん坊並みに頭がぼんやりしてしまう。(6ページ)

そう、乳房、乳、おっぱい。

みんな大好き、おっぱい。

おっぱいにまつわるあれやこれや。豊胸手術、母乳育児、中でも一番大きなテーマは化学物質と乳ガンだろうか。

 

フタル酸エステル乳ガンのリスクをたかめる。

ネスレは代理乳(いわゆる粉ミルク)から始まって世界企業になった。

アカゲザルの母親は息子に対しては脂肪分の多いミルク、娘に対しては息子よりも多量のミルクをつくる。

●母乳には、800種もの細菌と、特殊な難消化性遊離オリゴ糖が含まれている。これらが授乳により乳児へ移行して、乳児の腸内細菌となる。

 

この他、個人的に一番面白く読んだのは臭素系難燃剤の件。

これらはEUのRoHS指令では含有が禁止されている物質である。

このため実務として含有調査、不含有保証の取得を行っていたのだけど、「発ガン性有り」と文字では知っていても、実症例や発覚のきっかけなどを知る機会はまず無いので、感慨深い。

アメリカの現状に触れられているが、ヨーロッパ各国での歴史や背景も気になった。

タイトルは「おっぱいの科学」となっており、ホルモン、乳ガン、母乳成分、など科学的な内容が紹介されてはいたものの、なんとなく語り口があんまり「科学」という感じじゃないなぁ、と思って読んだ。

原題は「BEASTS a natural and unnatural history 」で「おっぱいの自然史、不自然史」だろうか。原題の方がしっくりくる。

 

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