心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書057】谷崎潤一郎氏

「谷崎潤一郎氏」(青空文庫/芥川龍之介) 珍しく青空文庫から。 芥川龍之介が谷崎潤一郎と喫茶店へ行った際の手記。 ツイッターで回ってきたのを読んだんですが、本当に短い文章ではあるんだけど、すごく耽美な世界だなぁ。 谷崎潤一郎のwikiと芥川龍之介のwi…

【読書056】質蔵きてれつ繁盛記 おきつね祈願

「おきつね祈願-質蔵きてれつ繁盛記 」(沖田正午/双葉文庫) 神田小柳町にある質屋「八前屋」。 かつて武士であった主人仁三郎は、情にもろく商い下手。 仁三郎暗殺の命を受けた忍び、お紋と歌八も、ひょんなことから、共に質屋を営むことになる。 みたいな話…

【読書055】トルコのもう一つの顔

「トルコのもう一つの顔」(小島 剛一/中公新書) ■内容(「BOOK」データベースより) 言語学者である著者はトルコ共和国を1970年に訪れて以来、その地の人々と諸言語の魅力にとりつかれ、十数年にわたり一年の半分をトルコでの野外調査に費す日日が続いた。調…

【読書054】花宵道中

「花宵道中」(宮木あや子/新潮文庫) 江戸時代末期。 吉原、中見世、山田屋の遊女たちを主人公に短編形式で進む。 女による女のためのR‐18文学賞の受賞作品らしく、エロ有り。朝の電車で読み始めて少し焦ったw。 表題作でもある「花宵道中」と「薄羽蜉蝣」の…

【読書053】ハーモニー

「ハーモニー」(伊藤 計劃/ハヤカワ文庫JA) ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) 作者:伊藤 計劃 発売日: 2012/08/01 メディア: Kindle版 前作の、「虐殺器官」(感想)後の世界、大災禍の後で、高度に医療技術が発達し、医療コミュニティを単位での統治がなされてい…

【読書052】水木しげるの妖怪事典

「水木しげるの妖怪事典」(水木しげる/東京堂出版/岡崎市立図書館所蔵) 本文は辞典とよりも、水木しげるのイラスト付きエッセイ。 水木しげるは本当に漫画絵がうまいなぁと思います。 ちなみに、本書を読んで、「文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし」(京極夏彦…

【読書051】国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ!

「国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ!」(吉田一郎/ちくま文庫) 小さな国、かつてあった国(地域)、独立した!と主張する国などなど。 いくつかの項目に該当する国の歴史・経済、独立までの経緯などが数ページにまとめられている。 文化よりも経済や経緯に…