心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書091】絵のない絵本

「絵のない絵本」(アンデルセン/郁文堂) むかーし実家に大判のハードカバーであった本。 この前実家に行ったら、ドイツ語訳付き新書サイズがあったので回収してきました。 「マッチ売りの少女」、「人魚姫」、「雪の女王」等々、童話で有名なアンデルセンで…

【読書090】モモちゃんとあかねちゃんシリーズ

だいぶ前に中央図書館に行って借りてきました。 松谷みよ子さんの「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズ、全6巻。 児童書で、私自身幼少期に読み聞かせをしてもらった作品。1巻の冒頭をそらで言えるぐらいに、お気に入りだったものです。 いずれは購入…

【読書089】高熱隧道

「高熱隧道」(吉村昭/新潮文庫) 黒部第三発電所建設のため、水路トンネル及び欅平駅~軌道トンネルの開通を目指す現場を描いた一冊。 資材運搬中の転落死にはじまり、岩盤温度はセ氏150度を超える灼熱地獄、宿舎を襲う大雪崩。無残に死んでゆく人夫たち。 国…

【読書088】世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ

「世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ」(下川 裕治/新潮文庫) 軽い旅本ブーム。 先日紹介した「旅する胃袋」が好きなことをした結果が本になった本であるのに対して、本書は面白いことをしようとして面白いことをした本という印象。 時事問題、歴史的…

【読書087】旅する胃袋

「旅する胃袋」(篠藤 ゆり/幻冬舎文庫) ◆内容紹介 標高4000メートルの寺でバター茶に癒され、香港で禁断の食材を味わい、砂漠で人生最高のトマトエッグスープに出会う――。食に対してずば抜けた好奇心を持つ著者が、強靭 な胃袋を通して世界に触れた11の風味…

【読書086】精神科ER―緊急救命室

「精神科ER―緊急救命室」(備瀬 哲弘/集英社文庫) 府中病院の精神科ERに勤務していた筆者の手記の様な感じ。 本書中で筆者自身も悩みの対象としているが、ERという部署の特質上、長期的なケアができない。 そのため本書においても急性症状に対する処置とその…

【読書085】この度は御愁傷様です

「この度は御愁傷様です」(宮本福助/モーニングKC) 遺言は「遺産分配はダーツで決めろ」。 1人の男の死。3人の子供と1人の孫。家屋をたまり場にする近所の老人たち。 男の遺産をめぐり、死をめぐり、過去の職、行いをめぐり巻き起こる喜劇。 なーんか面白…

【読書084】後宮小説

後宮小説(新潮文庫) 作者:酒見 賢一 発売日: 2014/08/01 メディア: Kindle版 第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。あらすじ読んでずっと読んでみたかった一冊をついに購入。 中華風ファンタジー。 腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗。…