2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧
「婚礼、葬礼、その他」(津村記久子/文春文庫) 表題作「婚礼、葬礼、その他」と「冷たい十字路」の二本立て。 「婚礼、葬礼、その他」 本文中に「葬礼>姑の体調>婚礼」と書いてあるけど、主題としては「空腹>葬礼>姑の体調>婚礼」。 旅行を申し込んだそ…
「38億年 生物進化の旅」(池田清彦/新潮文庫) 義父さんからもらった。私が義母さんに本を借りて、二人できゃきゃきゃうふふしているのを見て、仲間に加わりたかったのではないか、というのが夫と私の共通見解。 前半は面白かったけど、後半、完新世に近づく…
ヒエログリフを愉しむ ―古代エジプト聖刻文字の世界 (集英社新書) 作者:近藤 二郎 発売日: 2004/08/17 メディア: 新書 ヒエログリフというよりはヒエログリフを交えて古代エジプトについて書かれた雑学本。 難点は章が細切れで章と章の繋がりが薄いため雑学…
「私の美の世界」(森茉莉/新潮社) 森鴎外の娘、森茉莉によるエッセイ集。 1月頭くらいから読んでいたんだけど、ようやく読了。お風呂の共にゆっくりゆっくり読破。 おしゃれなカフェとかで、読むのに良さそうな女子力が高いんだか低いんだかわからない一冊。…
シリーズなので二冊一気に紹介。 どちらもやや独特だが軽い読み口で。 「小美代姐さん花乱万丈」(群ようこ/集英社文庫) 舞台は大正から昭和にかけて。 右手に軽い障害があり左利き。学校嫌いで三味線に秀でた美代子は、芸者の道を選ぶ。 自ら選んだ厳しい修…
「シュメル神話の世界―粘土板に刻まれた最古のロマン」(岡田明子、小林登志子/中公新書) 先日紹介した「シュメル―人類最古の文明」よりもだいぶ親切。 タイトル的には本書が各論、「シュメル―人類最古の文明」は総論ぽい感じがしたので、「シュメル―人類最古…