心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書145】墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便

123便 日航機墜落事故 御巣鷹山 JA8119 JAL 日本航空 法医学

【読書144】シューリマン旅行記 清国・日本

「シュリーマン旅行記 清国・日本」(著:ハインリッヒ・シュリーマン、訳:石井和子/講談社学術文庫) 「旅と病の三千年史」から旅繋がりで。 タイトル通り、トロイの木馬の発掘で有名なシュリーマンの清国・日本見聞録。旅行記だ。 彼が世界漫遊の旅に出たの…

【読書143】旅と病の三千年史―旅行医学から見た世界地図

「旅と病の三千年史―旅行医学から見た世界地図」(浜田篤郎/文春新書) ざっくりメモ書き的に感想を。 古い時代、旅が今よりもずっと過酷で、病は悪い精によって生じるといった考え方が一般的だった時代の古典的な医学から、微生物が発見され、病気の原因は全…

【読書142】蠅の王

「蠅の王」(ウィリアム・ゴールディング/新潮文庫) 書評サイトで「二年間の休暇」の書評を書いた際に、裏「十五少年漂流記」としてお勧めいただいた一冊。 なんだろう、この暗い空気は。 いくつもある分岐を、ひたすらバッドエンドへ向かって突き進んでいる…

【読書141】嘘つきアーニャの真っ赤な真実

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(米原万里/角川書店) ロシア語翻訳の米原万里さんが、少女の頃に過ごした在プラハのソビエト学校。当時の級友たちの今を追うノンフィクションエッセイ。 それでも、このときのナショナリズム体験は、私に教えてくれた。異国…

【読書140】妊娠カレンダー

「妊娠カレンダー」(小川洋子/文春文庫) 短編が三篇収録されている。 まず表題作の「妊娠カレンダー」。 雰囲気は角田光代さんの「予定日はジミー・ペイジ」に近い。内容的にもなんとなく対になっているイメージの作品。 「予定日はジミー・ペイジ」の視点が…

【読書139】エピデミック

「エピデミック」(川端裕人/角川文庫) C県T市。首都圏からほど近い漁村の崎浜地区。 人口3000人ほどの温暖な小さな町で、インフルエンザでは珍しい青壮年の重症患者が連続で発生した。 突如の高熱、脳炎、そして死。 たまたまC県を訪れていたフィールド疫学…

【読書138】のほほん人間革命

「のほほん人間革命」(大槻ケンヂ/角川文庫) 久々に再読。 サボテントリップに始まり、ランジェリーパブ、UFOまで。 オーケンののほほんエッセイ集。 乳母玉サボテンにしても、タンキングにしても、オーケンエッセイの凄いのは、普通は引き下がるところで、…

【読書137】黄泉坂案内人

「黄泉坂案内人」(仁木英之/角川書店) うつしよと彼岸をむすぶ黄泉坂。 未練をかかえて死んだ人間は黄泉坂を越えられず、未練が妄執になり、やがてはマヨイダマと呼ばれる人に害をなすものになり果てると言う。 ナトリに名前を奪われ、黄泉坂を行き来するタ…