心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書238】スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実

「スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実」(ルーク・ハーディング/日経BP社) 「事実は小説よりも奇なり」 ドキュメントを目にすると暫し思うことであるが、本書もまた、小説よりも奇なる実際の事件の経緯を追ったノンフィクションであった。 …

【読書237】ぶらりミクロ散歩ー電子顕微鏡で覗く世界

「ぶらりミクロ散歩――電子顕微鏡で覗く世界」(田中敬一/岩波新書) 電子顕微鏡といえば、研究室の最奥にどでんと鎮座して、高額巨大実験機械の代名詞のようなものじゃなかろうか。 それが、近年、低真空走査電子顕微鏡というものが開発され、高校や町工場に設…

【読書236】現実入門 ほんとにみんなこんなことを?

「現実入門―ほんとにみんなこんなことを? 」(穂村弘/光文社文庫) 合コン、一人暮らし、骨折献血、結婚に離婚。競馬に占い。 42歳男子ならだれでも経験していそうな(?)あれやこれやだが、「人生の経験値が極端に低い」筆者ほむらさんはどれも未経験。 ならば…

【読書235】ことばの育み方

「ことばの育み方」(中川信子監修/NHK出版) NHKすくすく子育てのことばの習得に関する本。ある程度発達に関する本を読んでいると、短いだけに物足りなさも感じるが、1時間もかからず読めるので、出産前や出産直後に少し目を通しておくのに良い感じである。 …

【読書234】おちくぼ姫

「おちくぼ姫」(田辺聖子/角川文庫) 実母に先立たれ、父の屋敷で継母に苛められ、異母兄弟たちと差別されて、日々針仕事に精を出す姫、落窪。 落窪に仕える女房の阿漕とその夫で少納言の帯刀惟成。 今をときめくエリート、家柄も申し分なく出世街道まっしぐ…

【読書233】コンスタンティノーブルの陥落

「コンスタンティノープルの陥落」(塩野七尾/新潮文庫) ビザンチン帝国の首都として、千年を越えて栄華を極めた都市、コンスタンティノープル。 三重の城壁と金角湾に守られ、地中海貿易の要として栄えた古都は、どのようにしてオスマン・トルコの軍勢に敗れ…

【読書232】家族喰い−尼崎連続変死事件の真相

「家族喰い――尼崎連続変死事件の真相」(小野一光/太田出版) 一般人が被害者となった殺人事件で、これだけ全貌を掴むのが難しい事件も珍しい気がする。 2012年に発覚した通称尼崎連続変死事件。複数世帯の家族が長期間虐待、監禁され、複数名が殺害された連続…