心ゆくまで崖っぷちで読む本

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【読書382】プラントハンター 命を懸けて花を追う

紙の積読より。 実は非常に胸糞だったんだけど、読み切ったので一応感想。

花と植木の卸問屋「花宇」の五代目による世界の植物蒐集記。前提として、あくまで商業ベース、メインは観賞用であることを念頭におく必要がある。

胸糞ポイント。無知を言い訳に違法行為が悪びれることなく書かれてる。 検疫を無視して植物を普通郵便で送るのは序の口、自然公園法で禁止されているのを知っていながら富士山の樹齢100年のカラマツを切り持ち去ろうとする。 四代目は、職人の技以前に彼に教育すべきことがあったんじゃないかなぁ。

この他にも色々同意しかねる発言が目白押しである。

植物は食べて美味しいわけではないし、着て美しくなれるものでもないし、生活になくてはならない必需品でもありません。

この一文で、筆者にとっての「植物」があくまで商品に他ならないことを暗示している気がする。 植物ってもっと生活や文化に密着したものだと思う。

正しい知識と経験に裏打ちされたプラントハンターこそ、自然のことを理解し守ることができる存在なのかもしれません。

とんでもない傲りだよね。 商業ベースの立場からは、商業ベースに乗らないものは保護できない。何かを商業ベースに乗せることで、潰えてしまうものもある。 例えば人為的に砂漠の花を増やすことによる弊害は、実のところは増やしてみるまでわからない。 換金性の良い特定の作物を栽培することは、対象がその地域由来か外来かを除けば、プランテーション栽培と本質的には変わらない。

ほしいものを全部手に入れたとき、最後にほしくなったのが植物だったんだ

フィリピンの大富豪の言葉として紹介されている一文だけど…。 私は花宇とは無関係のところがいいなぁ。

商業ベースでの生き物の収集という観点では下記も面白い。 insolble.hatenablog.jp