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【読書390】ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験

超難関職、宇宙飛行士。 スペースシャトルは過去実績からみると66回に1回は事故を起こし、最悪の場合乗組員は死亡する。候補生として選ばれれば、NASAのあるヒューストンに引越さなければならないし、訓練生になれば世界各国の訓練施設を飛び回るから、中長期の海外出張が常態化。 そうやって訓練、待機していても、シャトルがいつ飛ぶか、どのフライトに乗れるかなんて保証もない。 それまでのキャリアはもちろん居住地、人間関係までリセットされ、本人だけでなく家族もその影響を受ける。 しかし、そんなハイリスクを背負っても与えられる身分はJAXAの職員、給与は国家公務員に準ずる。

そんな無茶振り職業、宇宙飛行士。 963人の応募者の中から最後まで残った10人。その10人の中から最大4人を選ぶ最終試験の様子を描いたドキュメンタリー。

個人個人というよりも、個人の行動がどう評価されたか、本人がどう感じて行動していたかに重きが置かれた本。

日本の場合、選抜試験で採用した人間は全員、宇宙飛行士になり、宇宙飛行しなければならない。途中でやめたり、医学的に不適格になったりすることは許されない。それは、宇宙飛行士の育成には億単位の税金がかかるからで、投資を無駄にしないためにも、確実に宇宙へ行くことができる候補を採用しなければならないのだ。そのため必然的に、採用試験は極めて厳密なものとなり、審査項目が仰々しいまでに多岐にわたってしまうのである。一方、アメリカの場合、前にも述べたように、宇宙飛行をする前に宇宙飛行士を〝辞める〟人間もいる。医学的、精神心理学的特性など、日本と同様に厳密に審査している項目も少なくないが、結果的に最も重要になるのは、本人やその家族が、宇宙飛行士としての人生を全うする「覚悟」が本当にあるかどうかなのである。

日本の最終選抜に残った10名は本当に優秀である。 おそらく知力体力リーダーシップ健康どのパラメーターをとっても満点近い。 その上で、高ストレス下での言動を監視される。常人だったらあっという間にパニックになりそうだ。

ビックバンセオリーのハワードとか、日本式の選抜じゃきっと宇宙飛行士になれない。 アメリカと日本の宇宙飛行士に対する位置づけの差で、あのエピソードの視聴側のリアリティ感に差が出るんだろうなぁ。

Kindleセールで買ったんだけど、結構前に図書館で借りて読んだのかなぁ。既視感があった。

ようやくKindle未読が120冊を切った。 10冊読むと5冊減る謎仕様であるー。 f:id:dino-cross:20200913123322j:plain