【読書403】たれ耳おおかみのジョン
Amazon kids+。 疲れ気味なのもあって、児童書はかどる。
飼い犬だったたれ耳のジョンが、道に迷って出会った狼に憧れて、家を出て、狼のボスにのし上がるまでのお話。 設定は無茶だけど、スピード感があって、意外と面白かった。
最初はウサギ一匹捕らえて食べるのを躊躇う飼い犬だけど、なんとか捕らえたウサギを美味しいと思い、狩に慣れ、徐々に野良として、動物として生き始める前半部。 狼の群れに迎え入れられ、いじめに合いながらも成果を上げて、地位を上げていく中盤部。 別の群れとの縄張り争いで成果を上げ、ナンバー4に、そして群れの中のクーデターから、ボスになる終盤部。
おおかみの中で頭脳派として地位を上げていく様子が、なんとなく野生に文明を持ち込む感じで、敵対勢力のおおかみたちの気持ちも分かるなぁ、と思ったり。 怪我をしたとはいえ、あっさりジョンにトップを譲れるケンさんは本当に人間(おおかみ)ができている。
読んだことないんだけど、なんとなくストーリーを知っているレベル。とりあえず私はあらしのよるによりはこっちが好みかな。