心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

【読書433】インドでバスに乗って考えた 混沌を生きる知恵

自己啓発本になるんだろうか。 作者は幼少期にインドからアメリカに移住し、そのままアメリカで育ち、製薬大手のファイザーでキャリアを積んだ方だ。 インドにルーツを持つアメリカマインドなビジネスマン、と思えばいいだろうか。

自分のルーツがインドにあろうとも、ストレスを感じまくる混沌ぷりを発揮するインドとの関わりを通して、自身のものの受け止め方、ストレスマネジメントを説く一冊。

そういわビックバンセオリーのラージも自国に戻るのを嫌がっていたな。

そりゃそうだけど、それを例に出しちゃうの?という驚きとドン引きを味わえる。

典型的なA型人間である私は、旅の準備を一手に引き受けた。

血液型による性格診断を信じるのは日本人だけだと聞くけれど、ここに日本人じゃない人が居た。

国によっては定着しているんだろうか。 原文どう書いてあるのかちょっと気になる。

おそらくあそこに女神が祭られているのだろう。おそらくと思ったのは、インドでは何かが確実であったためしなどないからだ。

お参りにいって、目的地に着いたタイミングでこれである。

なんとなくある気がするからオッケーなのか?何のために言ったんだ?と思ってしまうのは、修行が足らないのだろうか。

私は胃腸薬ペプトビスモルらしきピンクの錠剤をいくつか口に放り込んだ。綴りが間違っているので偽造品とわかっていたが、ともかくも胃を落ち着かせる必要があった。これが頭痛にも効けばいいのだけれどと思った。

このエピソード、すごいのインドナイズドされている感がある。 私なんかだと薬のパチモンは流石に怖い。

著者の来歴を見る限り優秀なエリートビジネスマンなのだろうと思う。 著者の訪問は個人的なものももちろんあるが、ビジネスとしての訪問もある。なのに本書はバックパッカー貧乏旅行記感が出てる不思議。

バックパッカー経験者がインドについてのコメントを求められてただ一言、

「疲れる」

とこぼしていたのは、ああ、こういうことだよね、と妙に納得。

原書も読めそうだなぁと眺めたら、翻訳版をKindleセールで400円くらいで買ったのに、原書は2000円近くてそれにもびっくりである。