心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

【読書448/449】威風堂々悪女4、5

3巻まで一気に読んで結構好きだった「威風堂々悪女」の新刊が出ていた。

5巻の発売で4巻を読んでいないことに気づいたので一緒に購入。 タイムリープ歴史改変ストーリー。

4巻。

自身が行ってきた歴史改変の影響からか、雪媛の知る史実と、実際に起こる出来事がずれ始める。 タイムリープものの醍醐味だよね。

既知の正史と異なるタイミングで生じた皇帝暗殺未遂事件自体は、雪媛の機転で乗り込えるものの、その後の歴史は玉瑛の世界線では選ばれなかった未来である。雪媛の思惑外れ、一本取られた形に。

散々紆余曲折した挙句、正史通りに雪媛が妖女として死刑にされるのは揺るがないのではないかという気がしてきた。 雪媛は死刑にされるけど、ある程度は自分の人生に納得して死に、しかしその後に尹族の差別は起こらず、玉瑛の望んだ歴史改変自体は成功する、ーというラストを予想(希望)している。

5巻。

要らぬところで嫉妬をかって、芙蓉を流産させたとの濡れ衣を着せられ失脚し後宮を追放される雪媛。

失意に暮れつつ、謀らずも玉瑛としての自分と向き合い、また母への迫害を知り一度は絶望の淵に沈む雪媛だったが、眉娘と燗流との触れ合いの中で、自分を取り戻していく。

ラストは、まぁそうなるよね、という…。表紙がネタバレ案件でした。

雪媛の悪女ぷりなど知らず、雪媛に執着する碧成は不憫だけど、彼のこの後の狂いっぷりが楽しみである。

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