心ゆくまで崖っぷちで読む本

読む読む書く書く、時々考える(旧insolble)

【読書071】予定日はジミー・ペイジ

予定日はジミー・ペイジ」(角田光代/新潮文庫)

 

流れ星、直感、そして始まる妊娠生活。

 

新米妊婦のマキの戸惑いが日記形式で語られる。

現実感なく、体内で育っていく何か。妊娠初期の妙な衝動。不安感を体現するような夢。

己以外のテンションと、自分のテンションが一致しない様子など、なかなか上手だと思う。

 

ただ、角田さんの他の作品にも言えることだけど、登場人物の名称があだ名というか、カタカナとひらがなが混じった愛称で、個人的には相当違和感がある。

端的には気持ち悪い。

 

登場人物の設定年齢が、割といい年した女性だからかなぁ。

 

母になることへの信仰、妊婦信仰、母子信仰は間違いなく実在すると思うけど、その信仰についていけない人へ。

内容的にはおすすめの一冊。