心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

妖怪

【読書424】新訳 走れメロス

新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫)作者:森見 登美彦発売日: 2015/08/25メディア: Kindle版 本作を楽しむには、私は山月記を愛しすぎている。 隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃む所…

【読書412】テレビのずるやすみ

テレビのずるやすみ PHPとっておきのどうわ作者:村上 しいこ発売日: 2016/01/29メディア: Kindle版 Amazon kids plusより。 低学年でも読めそうな感じ。 急にテレビが映らなくなって、テレビが自らズル休みを宣言する第一部と、ズル休み中のテレビを連れて友…

【読書401】またたびトラベル

またたびトラベル発売日: 2013/10/01メディア: Kindle版 Amazon kids+より。小学校低学年でも読書好きな子なら読めるかな。 もしも、あなたが、温泉に一泊旅行したいと思って、またたびトラベルに行ったとします。希望どおり、温泉旅行の手配をしてもらえる…

【読書340】ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房 作者: 武良布枝 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2015/04/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 故・水木しげる氏の妻、武良布枝さんの書かれたエッセイ。夫としての水木しげる氏、人としての水木しげる氏が垣間見れる。 …

【読書213】ヤノマミ

「ヤノマミ」(国分拓/日本放送出版協会/岡崎市立図書館所蔵) 独特の言語、独特の文化を守りながらブラジルのアマゾンに暮らすヤノマミ族。 本書は合計で実に150日間という長期取材中にあったジャーナリストの手記であると同時に、原生異文化に放り込まれた現…

【読書186】幻色江戸ごよみ

「幻色江戸ごよみ」(宮部みゆき/新潮文庫) 江戸の町を舞台にちょっと不思議な、いわゆる怪異をまとめた短編集で12編が収録されている。 印象に残ったのは、「紅の玉」、「神無月」、「紙吹雪」あたりだろうか。 「紅の玉」 奢侈禁止令下の病妻を抱える飾り職…

【読書078】水木しげるの雨月物語

「水木しげるの雨月物語」(水木しげる/河出文庫) 雨月物語(上田秋成)より「吉備津の釜」「夢応の鯉魚」「蛇性の婬」の三篇が、水木しげるの挿絵付きでまとめた一冊。挿絵が多く、構造としては絵本に近い。 雨月物語自体は、江戸時代の読み本で怪異小説9篇か…

【読書067】【読書068】「鬼やらい」<上><下>【読書069】花守鬼

前作「一鬼夜行」の続編。二作目、三作目。 まずは「鬼やらい」から。 「鬼やらい〈上〉」「鬼やらい〈下〉」 (小松エメル/ポプラ文庫ピュアフル) 前作から半年後、相変わらずの閻魔顔の喜蔵、妹の深雪にへたれ幼馴染の彦次。彼らのもとに猫又妖怪の小春が再…

【読書065】ちょんまげ、くろにくる ぽんぽこ もののけ江戸語り

「ちょんまげ、くろにくる ぽんぽこ もののけ江戸語り」(高橋由太/角川文庫) 「ぽんぽこ もののけ江戸語り」シリーズの三作目。 前作の後編にあたる。ジャンルは時代妖怪物のラノベだと思う。 戦闘シーンが多いけど、爽快感があってよし。ただ、キャラクター…