2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「スットコランド日記」(宮田珠己/本の雑誌社) 宮田珠己は危険である。 「ときどき意味もなくずんずん歩く」を読んでいた日、通勤の列車内で夢中になりすぎて、乗り過ごしたのは記憶に新しいが、今回も同じミスを犯しそうになった。 (書評LINK:【読書069】…
「『性別が、ない!』ということ。」(新井祥/ぶんか社) 30歳までは女性として生活。 31歳の時の染色体検査で性分化疾患、いわゆる半陰陽(インターセックス)であることが判明して、男性へ性転換(?)した新井さんのエッセイ。 ホルモンバランスで、男性的嗜好と…
「女は「依存」で、いやされる。」(衿野未矢/PHP文庫) ずいぶん昔に買った本の再読だけど、書評を上げていなかったようなので。 素人目線で女性たちの「依存」を実例を交えて紹介し、依存の背景やその乗り越え方のポイントを記したもので、軽い読み口で読み…
「宴のあと」(三島由紀夫/新潮文庫) 本作の主人公である福沢かづは高級料亭「雪後庵」を一人で切り盛りする女将、いわゆる女傑として描かれている。保守党御用達の料亭の女将でありながら、50代にして革新党の野口雄賢に出会い、結婚する。 やがて野口が革新…
「NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 2013年 10月号」 読まないうちに次の号が届く、定期購読最大の罠にはまりかけているので、11月号が届く前に記録しておこう。 「写真の力」をキーワードに写真の持つ影響力を「WITNESS」、「PROVE」、「RELATE」など6テーマが特…