心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

エッセイ

【読書461】恐竜まみれ―発掘現場は今日も命がけ―

恐竜まみれ―発掘現場は今日も命がけ―作者:小林快次発売日: 2019/07/05メディア: Kindle版 dmmブックスより。 愛好家の間ではダイナソー小林、研究者同士での愛称はファルコン・アイ。恐竜研究の第一人者である考古学者小林快次先生。 大量の書類による申請手…

【読書369】アマニタ・パンセリナ

再読。果たして何年ぶりなんだりうか。 アマニタ・パンセリナ (集英社文庫)作者:中島らも発売日: 2016/04/01メディア: Kindle版 自分の中でバンドマン兼作家の枠の人は大槻ケンヂ、中島らも、町田康の3人なんだけど、圧倒的に大槻ケンヂが好きで、次点が中島…

【読書362】中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

だいぶ前のKindleセールで購入。 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1 (集英社文庫)作者:中島らも発売日: 2014/02/07メディア: Kindle版 今の価値観では炎上しそうな質問、回答が溢れていて、もやっとする部分多いが、相談者側がなかなかにTwitter味があ…

【読書352】色のない島へ 脳神経外科医のミクロネシア探訪記

色のない島へ: 脳神経科医のミクロネシア探訪記 (ハヤカワ文庫 NF 426)作者:オリヴァー・サックス発売日: 2015/03/20メディア: 文庫 脳神経外科医の作者の島訪問記。ピンゲラップ島では集団の中に先天性全色盲が一定数発生し、集団で暮らす。グアム島には原…

【読書341】作家の収支

たまには話題の本から。 作家の収支 (幻冬舎新書) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2015/11/28 メディア: 新書 この商品を含むブログ (14件) を見る 本書のスタンスは非常にわかりやすい。 本書の内容は、小説家という仕事をする個人が、どの…

【読書340】ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房 作者: 武良布枝 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2015/04/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 故・水木しげる氏の妻、武良布枝さんの書かれたエッセイ。夫としての水木しげる氏、人としての水木しげる氏が垣間見れる。 …

【読書338】ワセダ三畳青春記

お久しぶりです。生きています。 ワセダ三畳青春記 (集英社文庫) 作者: 高野秀行 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2003/10 メディア: 文庫 購入: 6人 クリック: 90回 この商品を含むブログ (86件) を見る ワセダにありながら家賃は激安の1万2千円。借り主…

【読書331】明日は、いずこの空の下

全く違うジャンルの本なのに、同じ思想を感じる時がある。 奇妙なことにそれは、たまたま連続して読んだ本であったりする。 自分の読書経験の中では、「羆撃ち (小学館文庫)」と「壊れた脳 生存する知 (角川ソフィア文庫)」がそうであったし、本作と「探検家…

【読書328】カルトの村で生まれました。

Kindle本。めずらしく漫画。 カルト村で生まれました。 作者: 高田かや 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/02/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る カルトの村…、ある宗教団体のコミュニティーの中で生まれ育った筆者によるコミッ…

【読書327】探検家の日々本本

探検家の日々本本 作者: 角幡唯介 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2015/02/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 探検家でありノンフィクション作家、角幡唯介さんのエッセイ集。 タイトルから連想されるような書評集、読んだ書籍の紹介…

【読書325】隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民

隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫) 作者: 上橋菜穂子 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2010/09/08 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 11回 この商品を含むブログ (13件) を見る オーストラリアの先住民、「アボリジニ」。その単語か…

【読書323】世にも奇妙なマラソン大会

世にも奇妙なマラソン大会 (集英社文庫) 作者: 高野秀行 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/04/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 表題作、深夜の勢いだけでサハラ砂漠でマラソンを走る羽目になった話、ブルガリアで元イケメンオヤジ…

【読書226】百姓貴族(1)

「百姓貴族 (1) 」(荒川弘/ウィングス・コミックス) 駆け巡るクマ知識!クマ対処法(ムダに)総動員!! かつて酪農と畑作(ジャガイモ)をメインに北海道で農業生活を営んでいた漫画家荒川弘さんの、エッセイコミックス。 食料自給率40%と低迷する日本にあ…

【読書200】スットコランド日記

「スットコランド日記」(宮田珠己/本の雑誌社) 宮田珠己は危険である。 「ときどき意味もなくずんずん歩く」を読んでいた日、通勤の列車内で夢中になりすぎて、乗り過ごしたのは記憶に新しいが、今回も同じミスを犯しそうになった。 (書評LINK:【読書069】…

【読書199】『性別が、ない!』ということ。

「『性別が、ない!』ということ。」(新井祥/ぶんか社) 30歳までは女性として生活。 31歳の時の染色体検査で性分化疾患、いわゆる半陰陽(インターセックス)であることが判明して、男性へ性転換(?)した新井さんのエッセイ。 ホルモンバランスで、男性的嗜好と…

【読書184】ロシアは今日も荒れ模様

「ロシアは今日も荒れ模様」(米原万里/講談社文庫) ロシア語同時通訳者だった米原万里さんによるロシアと酒と政治家と、といった感じのエッセイだ。 本書で主に描かれているのはエツィン、ゴルバチョフの時代、1980年代後半から1990年代だろうか。 ペレスト…

【読書181】インパラの朝

「インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日」(集英社/中村安希) 先日紹介した「食べる。」中村安希さんの第一作目。 26歳女性のアジアからアフリカ、ヨーロッパへ至る47カ国、2年の旅。 予算は180万円。ヒッチハイク、安宿エトセトラ。いわゆるバックパ…

【読書180】ときどき意味もなくずんずん歩く

「ときどき意味もなくずんずん歩く 」(宮田珠己/幻冬舎文庫) 良い感じに気の抜けたゆるーい旅+趣味に関するエッセイ。 なんだかいろいろ名言(迷言?)にあふれている。 理由はないが、ときどき発作的にずんずん歩く。(中略) あくまで発作だから、主に日帰りで…

【読書178】食べる。

「食べる。」(中村安希/集英社/岡崎市立図書館所蔵) 旅人の間でその料理は'ゲロ雑巾'と呼ばれていたと言って、彼女は笑った。(10ページ) エチオピアのインジェラという国民食の事らしい。 イネ科の穀物テフの粉で作ったクレープ状の食品で、酸味と灰色の見た…

【読書169】リスボン 坂と花の路地を抜けて

「リスボン 坂と花の路地を抜けて」(青目海/KanKanTrip) ※「本が好き!」様より献本いただきました。 ポルトガルの小さな古都リスボン。ヨーロッパ最後の田舎と呼ばれ、花咲き誇る町。 上品な文章で、穏やかな語り口。リスボンへ行ってみたくなるというより…