【読書469】アリスマ王の愛した魔物 (ハヤカワ文庫JA)
一週間、ちょっと勉強して、週末にはSPIを2本受けたので、気晴らしに読書。 DMMブックスより。
これも読みたくて欲しいものリストインしていた作品。全5篇からなる短編集だ。
AIから人格への過渡期にある機械達を扱った作品が2篇。 一つ目はバイクAI、二つ目は自動運転とAIという乗り物をベースに、道具としてのAIからAIの人格獲得への過渡期を描く。 今後の技術革新で到達するかもしれない未来だ。
宇宙時代のお話2篇は、ハートフルストーリー。
そして表題作でもある「アリスマ王の愛した魔物」は架空のロストテクノロジーを御伽噺風に扱った作品である。
小川一水さんは、SF分野で確実に好きな作家さんの一人になりつつある。 きっかけは時砂の王だけど…、本作をみるとその作風は、ファンタジーぽいのから近未来、遠未来とバラエティ豊かだ。
- 作者:小川 一水
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 文庫
「煙突の上にハイヒール」よりも、本作の方がよかったな。