【読書468】「バカダークファンタジー」としての聖書入門
タイトルはこんなんだけど、かなり真面目な聖書の解説書。日本語での訳本を見比べて、解釈を比較して、自身の解釈を書いてある。
残念ながらレイアウト固定なので、電子書籍で読むのであれば、タブレット奨励。
架神さんは過去にも何冊かキリスト教を読み解いた書籍を出しているけど、そのベースとなった調査や勉強の結果というか、聖書をベースにきっちりとまとまっているけど、その分エンタメ性は低い。
エンタメ的に楽しみたい方は別の本の方が良いと思う。
旧約聖書、新約聖書の全編の解説と、非ユダヤ教徒、非キリスト教徒な現代日本人にしたらそう見えるよねーという非常に共感できる内容。 脳内に?マークを浮かべながら聖書を読み解いていった結果をまとめました!みたいな本。
旧約はヤンデレ神ヤハウェは問答無用で殺戮しまくる歴史の本で、新約は面倒見の良いヤンキーヘッドっぽいイエスの物語とパウロの妄言をメインとした私小説集、というのが全体としての見解だろうか。
新約に移って随分話のスケールがこじんまりとしたな?と思った。
英語学習を始めて、海外ドラマに触れる機会が増えて、結果として(画面ごしではあるけど)クリスチャンやユダヤ人を目にする機会が増えた中、そういったキャラクター達の発言や行動のベースに対する理解を深めるのに非常に良い。
架神さんの書籍は結構読んでいるんだけど、あんまり記事アップしていないなぁ。
完全教祖マニュアルが好きだった。
DMMセールでかなり本を買ったけど、結局追加で買うのである。 やっぱりあの時、100冊行っておくべきだったか…。