心ゆくまで崖っぷちで読む本

読む読む書く書く、時々考える(旧insolble)

【読書215】オーパ!

オーパ! 」(開高健/集英社文庫)

 

opa! 何事であれ、ブラジルでは驚いたり感嘆したりするとき、「オーパ!」という。

 

凶悪なピラーニャ、黄金色のドラド、巨大なピラルクーに、アマゾンの屑、謎の魚カンジェロ。

ルアーにスプーンにはてはトローリングまでありとあらゆる道具で釣りまくるアマゾン60日間読本。

 

釣り好きの方が楽しめるのは多分間違いない。しかし、現地の風俗や食べ物、魚に対する言われなどがふんだんに盛り込まれていて、全く釣りをしない私でもそこそこ楽しめた。

写真が多いこともイメージ作りに一役かっている。

残念ながら私は、釣りに興味はわかなかったが。

 

奥付を見ると1981年が文庫版の初版なのだが、アボカドやマテ茶に加えて最近流行りのアサイーまで、今の日本でメジャーになった食品も出てくる。

 

 

全体に飄々とした文章で、釣り上げた魚に対する熱さはない。なのに単なる記録でもない。

なんというか、あひゃひゃひゃと笑ながら釣りをしまくっている感じ。

作家としての開高健が気になる一冊だった。

 

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村