心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

【読書399】もし部下が発達障害だったら

プライムリーディングより。

もし部下が発達障害だったら

もし部下が発達障害だったら

部下が発達障害だったら、というテーマではあるが、内容のほとんどは部下が健常であっても気をつけた方が良いことで占められている。 職場の中にいる発達障害の人への理解を深めるとともに、双方にとっての落とし所を検討するために押さえておくべきポイントを解説した本。

脳機能の発達のアンバランスさが生まれつき顕著であるために、社会生活に様々な困難をきたしてしまうのが発達障害です。

この辺前提は大人であろうと子供であろうと変わらない。結局は本人や周囲の「困り感」で処置の要不要が決まってくる。

特に就職して社会に出ると、周囲からの要求される水準や質が変わるため、それまで目立たなかった特徴が職場の対人関係や業務遂行における「トラブル」として顕在化してくることがあります。

早期発見がキーではあるのだが、周囲からのニーズが大きく変化する社会人となって問題が顕在化するのはよくあること。 逆に問題が顕在化しなくなるパターンも多くあるのではないかと思う。 子供の学校を見学させてもらって分かったけど、学校はルールが非常に曖昧だ。 評価基準となる項目は多様化し、マルチなスキルは求められるけど、ルールは明確になる(ただし明文化されているとは限らない)のが、職場(製造業)かな、と思った。

これまで「業務の工夫や調整」あるいは「(事例に対する)上司の対応」と書いてきたところは、いわゆる「業務上の配慮」と言われ、事業主が健康上の問題を抱える労働者に対して講じるべきものです。(中略)これは、法律上の「安全配慮義務」に紐づくものです。「安全配慮義務」とは、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、使用者において配慮する義務のことです。

本人の力量や事情に合わせたマネージメント(合理的な配慮)、安全配慮は、対障がい者に限らず、マネージメントの基本なのではないだろうか。

実子の支援との関わりを通じて、親側が自身の非定形の発達に気づくことは、まぁよくあることなんだろう。 明らかに視覚優位なのは自覚していたが、家人に言わせると私には軽い聴覚過敏がある(TVや音楽のボリュームをすごく気にする)そうなので…。

幸いメモを取ることができるから、メモによる視覚化ができることで、色々カバーしている。 内部監査などで進行役をやらざるを得ない時は、普段のようなメモ取りが出来ないから頭の整理ができず会話迷子になるのかなぁ。 自分の役所としては、議事録係が最適解なのかもしれない。書記だと記載すべき情報が少なすぎて理解が甘くなる気がする。

いよいよ記事のストックがない+資格勉強が始まったので、更新頻度がおちます。