【読書381】空色勾玉
高校の同期が大好きだった。 当時も勧められて読んだんだけど、当時はそれほどハマらず。 今も別にすごく好きってわけじゃないんだけど、タイトルを見るだけでその子のことを思い出すので、気付くと再読している、たぶん3ー4回目、というある意味で非常に珍しい本です。
今読んですごく思うのは、月代王はすごくその子の好みのキャラクターだなーということ。 当時は気にしなかったけど、その子にお勧めされて読んだ別の本にも似た感じのキャラクターがいたなぁ。
本の感想よりも、その子との思い出ばかりになってしまう。
作品自体は日本神話をモチーフにした和風ファンタジーで、神々と人間、父神である輝の大御神の眷属、照日王と月代王の軍勢に対して母神である闇の大御神の主権戦争を舞台に、闇の一族で水の巫女狭也(さや)を主人公に、主人公と輝の大御神の末子稚羽矢(ちはや)の成長を描く一大スペクタルだ。
人の血で穢れを祓う照日神とか神の人堕ちとか、わりと設定、テーマがエグい。 転生を前提とする闇の一族も、変若を前提として不死性をもつ輝の一族も、人間であっても、現代人とは異なる神代の人間感があっていい。 神々は人間とは違うロジックの中に在る。
なんだかんだで結構楽しめるのが、時々読み返している理由な気もする。 続きも読もうかなぁ。
記事のストックがなくなってきた。
とりあえず8月までのKindle未読撲滅活動の状況。 かなり減ってきて、100冊をきるまであと24冊。折り返し地点くらい。 引き続き頑張ります。