心ゆくまで崖っぷちで読む本

中小企業診断士(登録予定)の読書ブログ

【読書397】一生使えるプレゼン上手の資料作成入門 一生使えるシリーズ

パワーポイント作成としては、ごく初級の入門者。 なんだけど…、グラフのあたりの考え方が、すごく気が合わなかった。

余計な「目盛り」、「数値」、「単位」は極力カット

とあり、横軸の数値や目盛りを消し、グラフ上部に表示させらグラフが記載されているが、横軸の数値を消してしまうのは絶対だめだろー、と思ってしまう。 これ、分かりやすいじゃなくて、分かりやすそうに見せてミスリードを狙う資料作成術だよ…。

適度に強調するのは確かに大事だけど、客観的にデータを見せたい場合、ロジカルに説明しないといけない場面では逆効果になってしまう。 それをきちんと説明せずに、誤解を招きかねないやり方を分かり易い方法として推奨しておきながら、別ページのコラムには

資料は「伝えたいことを正確に相手に伝えるツールです」 と書いてある。 ちょっと筆者の良識を疑う。

吹き出しについてもグループ化を用いて綺麗な吹き出しを作る方法が紹介されている。 個人的には、どんなに見た目が綺麗でも、後任者が弄りにくいオブジェクトは勘弁して欲しい…。

諸々の点から製造業の方にはオススメできない。 理系の学生さんとかにもオススメできない。 きっと単純に本書の想定している層が自分とは違うのね。

資料作成の方がまだ良かったかな。

insolble.hatenablog.jp

もう少しパワーポイント作成の本を探さねば。