心ゆくまで崖っぷちで読む本

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【読書446】薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)

妃争いには絡まない立場で常識には疎いタイの主人公が、特殊技能で後宮内のトラブルを解決していく後宮物、王道ファンタジー

本作の主人公猫猫は色街育ちで毒を愛する薬師であるが、市中で攫われ後宮勤めをしている。 無用のトラブルを避けるため、顔にはそばかすメイクを施し、文字が読めないふりをして、年季があけるまでの年月を粛々とすごすしたたかな少女だ。

しかしそんな猫猫がふとしたことから宮内の赤子の死ぬ理由に気づき、それをきっかけとして帝の寵妃、玉葉の毒見役となることから話ははじまる。

「好奇心は猫を殺すか。」はイギリスの諺だったか。猫猫は九つの命をもちそうな妖怪タイプではないが、まさにこの諺を地でいく性格をしている。

好奇心旺盛というより、毒オタ心を刺激されるとネジが緩むタイプ。

基本的には真面目で正義感があり楽観的で、客観的であろうとするが、悩みや不条理を世の常として切り捨ててしまえる…、どちらかと言うとあまり主人公向きでない感じがする。

同様の後宮物としては「後宮の烏」や「竜が呼んだ娘」などを思うが、それら作品にただようちょっとした暗さがない。 舞台の書き込みよりも人と人との関係性に重きが置かれている感じであるが、キャラクターはみなステレオタイプで、まぁ安心して読める。

insolble.hatenablog.jp

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正直、これじゃなくてもいいかな、と思うんだけど、暗くなく、重くなく、まさにライトノベル!という感じで、人気があるのは納得である。

薬屋としての知識が、妙に義務教育〜高校くらいの教科書にのってそうと思ったのは炎色反応のせいだろうか。

中学生くらいがターゲットなのかな、と思った。